本誌記者 魏 堯
先日、北京のある新聞で面白い記事を読んだ。北京の什刹海のあたりで、ある外国人が北京っ子たちが『闘地主(トランプの遊び方の一つ)』をしているのに目を留めた。大体ルールが分かると、勝負を挑んできた。客好きな北京人はもちろん主人役をよく果たし、遊びの好きで人見知りしないこの外国人を仲間に入れたというのだ。その記事には写真もあるが、その外国人は面白そうに遊び、周りの中国人たちも楽しそうだった。
これはまさに現在の什刹海の典型的な姿だと言えよう。古いものと新しいもの、伝統的なものと現代的なもの、東洋的なものと西洋のもの、こんな二つの力が北京の市街区で最も大きい湖の周辺に集まり、ここを中国の最も美しい町の一つにした。