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ドル安による中国人観光客の「買い物ブーム」到来 |
発信時間: 2008-02-20 | チャイナネット |
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ニューヨーク発の中国東方航空国際便が14日、上海浦東国際空港に到着した。機内からは大量のショッピングバッグを手にした乗客があふれ出てきた。春節(旧正月)休暇を利用し米国に観光旅行に行ってきたという若い女性、楊さんは、「デジカメ、iPodプレーヤー、ブランドバッグ、洋服、靴などを買いました。ドル安に感謝感激です」と声が弾んだ。「国際金融報」が伝えた。
楊さんは現在中国で沸き起こっている「Buy-in-America(米国で買い物を)」ブームに乗った一人だ。ドル安・元高の恩恵を受け、中国人にとって米国の物価水準が非常に手頃になっている。現地に直接赴く観光客のみならず、インターネットを利用したドルによる買い物も爆発的ブームという。 ニューヨーク市観光局のキンバリー・スペル報道官によると、同市を訪れる中国人観光客数は過去2年間増加傾向にあり、昨年の中国人観光客数は約14万5千人、今年はさらに約15万9千人の来訪が見込まれる。同市観光局は、これは米国が中国人観光客に対しビザを解禁して以降、過去最高の数字となると推計している。 上海のホワイトカラー、呉さんは、香港のショッピングウェブサイト「SaSa」で化粧品を買うのに夢中だ。彼女お気に入りの「アナスイ」の30cc入り香水の現在の価格は22ドル8セント、昨年年初には182元が必要だったが、今では164元となり、実質的にはおよそ10%の値下がりに等しい。 このような「値下がり」の最大の要因は、ドル安につきるようだ。堅調な人民元相場が続く中、米ドル・人民元の交換レートは日増しに接近している。加えて、昨年年末のクリスマス商戦の際、米国小売り企業が大規模な「在庫一掃セール」を展開した。したがって中国人買い物客にとって、米国全体が今や「バーゲン中」と映るようだ。 ニューヨーク観光局の調査によると、中国人観光客の同市の平均滞在日数は5.9日で、当地でのショッピング内容をみると、欧米のブランド化粧品、衣類などが主流という。さらに驚きなのが、現在ニューヨークを訪れる中国人観光客数の80%以上がビジネスを目的としており、現地にて不動産を購入する中国人も多いという。 「人民網日本語版」2008年2月20日 |
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