フランスの中国駐在大使のソワ氏は23日、フランスは中国の観光客を大変歓迎しており、今後ビザ申請のサービス改善や、セールスキャンペンを打ち出すと明らかにし、「仏中の間に起こった一時的な問題は、双方の幅広い協力の可能性をさえぎることはできない」と述べた。

北京でフランス観光のビザを申請する人の数がここ数カ月、連続して激減し、すでに実質的な問題になっていることをソワ氏は認めた。フランスはまだ観光業や経済への影響を計算していないが、この件に関しては引き続き注目し、中国側との交流強化によって早期解決を促すとしている。

4月にフランス観光のビザを申請した人数は、昨年の同じ時期に比べて6割も減少した。ソワ氏は、双方は最近この問題について何回も話し合い、フランスを旅行する人の数の早期回復を求めていると話した。

フランス中国駐在大使館のビザ申請部門が業務を中止したため、北京の観光客がフランスに行けなくなったというデマについては、「すべてのビザ申請部門はいつも通り業務を行っている」と強調し、「大使館は申請材料の確認とビザ発給を早めるために、2007年に専門機関『ビザ・フランス』を設立し、中国の公民が申請からビザを手にするまで最速で3日、企業家や政府関係者の視察団のビザ発給のスピードもずいぶん向上した」と語った。

「チャイナネット」2008年6月24日