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japanese.china.org.cn | 14. 09. 2015

チベット自転車旅行 一言で表すと?

タグ: チベット自治区成立50周年 自転車旅行

 



Q:チベット自転車旅行 一言で表すと?

A: @天行健:

1.キツい!

朝6時半出発、夜9時に雅安に到着。最後の5㎞ほどは疲れで記憶が飛んでいる。折多山、拉烏山、覚巴山を越えて行くのだが山越えの難易度はどんどん増していく。濾定まで来てようやく初めて長い下り坂が待っている。下りは「爽快!」の一言、自転車旅行の醍醐味ここにあり!ただ、その後分かったことは、下りの後には必ず上りが待っている、ということ。長い下り坂があるってことは、次に長い上り坂があって、それを上っていかなければならないだ。

2.絶景!

例えば今日見た風景が素晴らしくて、ここに家を建てて一生暮らしたいと思うかも知れない。でも次の日にはもっと素晴らしい風景が待っていて、昨日の場所なんかよりもこっちの方がいい、ここで暮らしたいと思うだろう。そんな繰り返しだ。空想を繰り返しながらラサに着く、そしてヤムドク湖にたどり着き、またも同じ空想を抱くのだ。

3.単純

僕は今年30歳、楽観的な悲観主義者だ。国道318号自転車旅行ほど単純なものは無いと思っている。ただペダルを漕ぎさえすれば、忘れ難い美しい風景が僕を待っていて、目的地へといざなう。経済や政治、チャンスとは無関係。成果を誰かに潰されることもなければ、誰かを犠牲にして得るものでもない。完全に自分一人の力でゴールすることができるのだ。

上り坂で死にそうに疲れているときも、遠くに見える峠を見て、「あそこまで上れば、素晴らしい景色が待っているのだ」と自分を奮い立たせる。自分さえ頑張ればいい。チベット行き自転車旅行ほど単純なものはない。

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