台湾の高級牛肉面　成功に隠されたストーリー

高級の牛肉面は1杯いくらで販売できるか。牛肉面を出す台湾の「牛爸爸」には最高で2000元の牛肉面がある。しかも、事前予約が必要である。記者はこのほど、台北市民権東路にある店を訪問し、真相を明らかにした。

店は広くなく、控えめである。入口には店主が常連客と撮った写真が飾られ、壁には価格が表示されたメニューが貼られ、価格100～2000元で7種類の味から選択できる。店の使用面積は200平方メートル程度。

「牛爸爸」の創始者は、山西省出身の王聡源さん。1990年、王さんは「牛爸爸」を立ち上げ、店は開店5～6年で繁盛した。このとき、彼は本当に高級な牛肉面の作り方を追求し、牛肉の選択、調理方法、食器、調理器具などを研究し始めた。現在、牛肉面には日本、オーストラリア、米国、ブラジルなどの輸入高級牛肉が使用されている。牛肉は特定の形に切り、5～6種類のスープは牛の部位ごとに煮込んで作られたものである。面だけでも20種類以上ある。

王さんが出す牛肉面は飲食業界で話題になり、名声を聞きつけて来店する人も多く、高級牛肉面を食べるためだけに飛行機で来る客もいるという。年齢が高くなった王さんは、食品を専門に学んだ息子の王尹奇さんに店を任せ、多額を投資し民権路の店舗物件を買うことを考えている。王さんは、「40歳の時から良い牛肉面を作ることに専念し、量ではなく質を重視し、味とマーケティングを第一に考えてきた。目標は世界一の牛肉店を出すこと」と話した。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年4月22日