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japanese.china.org.cn |20. 07. 2017

浙江省台州市 最後の塩田作業員を実録

タグ: 浙江 塩田 作業員
japanese.china.org.cn  |  2017-07-20

7月17日、浙江省温嶺市石塘鎮の蒼岙塩場で、強い日差しが注ぐ中で干した塩を集めて盛る作業員。「人生には3つの苦あり、塩の天日干し、鉄打ち、豆腐作り」。台州市沿海の塩の天日干しには長い歴史があり、海水を蒸発させて干すには気候が暖かく、日光が十分に注ぐ平坦な場所でなければいけない。作業員は海水を塩田に引き入れ、日光と風力を使って海水を蒸発・濃縮、結晶化させる。彼らは日光が強い日も、雨の日も風の日も塩をかき混ぜたり集めたりして作業する。塩作りはまず海水を引き入れ、自然に蒸発させ、海水の塩分濃度が飽和させてにがりにし、そのにがりを専用の池に入れて結晶化させる。結晶になる過程で、しっかりとした塩にするために何度もかき混ぜ、結晶の状態をコントロールしなければいけない。収穫後はにがり池に広げ、次の作業に入る。塩浜の海水は1日かけて蒸発させると銀白色になる。朝、作業員の最も重要な仕事は、専用のスコップで結晶化した塩を稲のように積み、かごに入れることである。その後、水切りして再び露天に持って行く。ある作業員によると、1日に1トン以上の塩を収穫し、1つのかごに60キロ入り、20個のかごを運ぶ。彼らは夜中2時に起きて毎日10時間以上作業を行う。7~9月の3カ月は塩作りのピークだが、夏は台風や雷雨など天候が悪い日が多いため、24時間「戦備状態」を保っている。塩作りは台州市沿岸部の農民の生計を立てる手段の1つだが、この地域の最後の塩田はまもなくなくなり、かつて繁栄した塩場が歴史になる時期が近づいている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2017年7月20日

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