今月16日、広東省文化庁関係筋によると、世界の考古学界の注目を集めている広東省における宋の沈船「南海一号」の丸ごと引き揚げのプロジェクトは、今年の3月スタートすることになった。古代の沈船を丸ごと引き揚げることは、世界の考古学史上はじめてのことである。
沈船の丸ごと引き揚げ作業をすすめている「華天竜」号4000トンクラス回転式クレーン船。これは中国が自ら設計し、製造したアジアで最大のクレーン船である。
「南海一号」から発見された文物を整理する考古学チームのメンバーたち