四川省攀枝花市の仁和区と涼山イ族自治州理県の境界付近で30日午後4時30分、マグニチュード（M）6.1の地震が発生した。震源地は攀枝花市内から東南へ50キロメートルほど離れた山間部の住民が少ない地域。震源の深さは10キロメートル。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

　31日午前7時30分現在、今回の地震による死者は22人、負傷者は361人にのぼり、うち四川省会理県で死者14人、負傷188人、攀枝花市で死者3人、負傷65人。雲南省楚雄州市で死者5人、負傷者108人となっている。
　地震発生後、民政部は午後5時には4級緊急対応を、四川省攀枝花市の民政部門でも震災対策の3級緊急対応を発動。雲南省民政庁でも3級緊急対応を発動し、救援チームが被災地に駆けつけるとともに、テント2200張り、布団1000組を元謀県と永仁県の被災地に至急届けた。

　「人民網日本語版」 2008年08月31日