3つ目のビジネスのモットーは「サービスを多く、細かく」である。葉児克巴図さんは「自然をそのまま残した図瓦の木の小屋」を基礎に電気温水器、水洗トイレ、電気ストーブなどの設備を配備した。客から「この料理を辛くしないでほしい」、「部屋の布団を増やしてほしい」などの要求があると、彼はすぐにスタッフに実行させる。
カナス景勝地管理委員会の最新の統計によると、今年の国慶節連休にカナス景勝地を訪れた観光客は延べ1000万人に達し、前年同期比50%増加した。
この増加は葉児克巴図さんの帳簿にも反映されており、「現時点で、合作社の筆頭株主の今年の取り分は約20万元、少なくても3~4万元になる」と話した。
山地にまもなく冬が到来し、葉児克巴図さんは客室の窓の密閉状態を細かくチェックし、電気ストーブを数台増やし、冬の営業の準備を整えている。彼によると、ここ数年は雪が降ると除雪車が山道で雪かきをし、カナスは大雪で封鎖されなくなり、観光客は増えている。また、多くの牧畜民が観光客に毛皮のスキー板や馬そりを提供して稼いでいる。
葉児克巴図さんは、「以前は放牧に頼っていたが、現在は観光に頼り、この自然のおかげで生活に困ったことはない。これこそが自分の観光ビジネスの最大のモットーだ」と話した。