浦東の激変を感じる
浦東は中国の改革開放の高地だ。30年余りに渡る激変は、浦東が広大な耕作地から現代的な都市に飛躍するのを見守った。浦東展覧館の「国家戦略のけん引の下」をテーマとした展示内容により、在中国公使らは浦東の発展ペースを目の当たりにした。
在中国南アフリカ大使は、浦東の爛泥渡路の今昔の変化から深い印象を受けた。同じアングルから撮影された写真を見ると、かつての狭くみすぼらしかった横丁が、今や高層ビルが林立し、緑が生い茂る都市のビジネス街になっていた。
浦東は現在、国家人工知能(AI)革新応用先導区になっており、その産業規模は上海全体の5割弱を占めている。公使らは浦東展覧館を離れ張江AI島を訪れ、AIと家庭生活、医療、金融、製造などの各シーンとの融合を体験した。
公使らは見学中、多言語で応答できるAIロボットの周りで足を止め、交流した。在中国南アフリカ大使は「浦東による革新産業クラスタの建設は参考になる。より多くの中国テック企業が南アフリカのヨハネスブルグに投資し、事業を興すことを願う」と述べた。