牧場を出てスキー場に　新疆牧畜民の雪との縁

   45歳の塔里哈提・散塔依さんは、15歳まで天山峡谷にある牧場で生活していた。馬に乗って氷に覆われた道を進み牛と羊を探したことは、彼の少年時代の冬の思い出である。

   現在、彼は雪の季節になるとスキー場で勤務し、助けが必要なスキーヤーの救援を行っている。

   新疆ウイグル自治区ウルムチ県水西溝鎮廟爾溝村に住む塔里哈提さんは16年前に実家を離れ、国家5S級スキー場のシルクロード国際リゾートスキー場で働き始めた。彼は警備員や救急隊員などの職位を経て、努力を重ね、アルペンスキー救急隊の隊長になった。

最近、塔里哈提さんのようにウィンタースポーツ発展の恩恵を受け、冬の職業に就いて収入を増やす新疆人は増えている。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2022年1月20日