五台山気象台の職員 「華北の屋根」で空を観測

　五台山は、山西省忻州市五台県にある中国仏教4大名山の1つ。山西省で唯一の国家級1類高山気象台である五台山国家基本気象台はここにある。気候条件が悪く、8級以上の強風の日は1年の200日に達し、秒速40メートル以上の風が吹くこともある。積雪期間は平均5カ月。気象台の職員は多くの危険に直面し、喧騒を離れ、白い雪と冷たい風の中で孤独にここで勤務している。

　2022年10月以降、五台山地区は雨がほとんど降らず、森林火災レベルが高く、防火の厳しい状況にある。1月13日、五台山気象台の人影作業チームはロケット弾の発射に備えて事前に準備を行った。南台観測所の職員の統計によると、13日8時から14日8時までの降水量は6.2ミリ、積雪量は8センチ。作業は想定していた増雪効果に達した。

　タイミング良く雪が降ったことは、五台山地区の干ばつの緩和、森林火災レベルの低下、大気質の改善、食料の安全保障などを後押しした。