【新華社北京12月26日】中国外交部の林剣(りん・けん)報道官は26日の記者会見で、ロシア外務省の報道官がこのほど日本に対し、日本軍国主義の被害者を追悼する施設を自国領内に建設し、自らが犯した罪について悔悟を示すべきだと提案したことについて、中国はロシア側のこうした表明を評価するとの立場を示した。
林氏は次のように述べた。靖国神社は、日本軍国主義が侵略戦争を発動した際の精神的装置であり、その象徴でもある。そこには、侵略戦争に重大な罪責を負う14人のA級戦犯がまつられている。今年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利から80年に当たる。日本は侵略の歴史を直視し、反省するとともに、軍国主義の罪に対する悔悟と被害者への尊重を実際の行動で示すべきである。これ以上、過ちを重ねてはならない。
中国はロシアを含む国際社会と共に、第2次世界大戦の勝利の成果と戦後の国際秩序を断固として擁護し、日本軍国主義の再燃を厳しく阻止し、世界の平和と安定を共同で維持していくことを望む。
「新華網日本語版」2025年12月27日
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