国務院長江三峡ダム3期工事テスト委員会の専門家チーム(主要工事の審査を担当)は27日、現地で専門家会議を開いた。これにより、同ダムの最高貯水水位を156メートルに引き上げるためのテストがスタートした。
テストは予備技術テストと本テストの2段階に分けて行われる。予備技術テストは27日~9月2日にかけて行われ、専門家による現場視察、資料チェックのほか、開発主体の中国長江三峡工程開発総公司や、設計、施工、管理、安全審査などの担当者からの詳細な聞き取りや座談会などが予定されている。これらを踏まえて専門家チームが最終的な意見と提案を提出する。予備技術テストは本テスト(9月2~5日)の土台となり、技術的なサポートを提供するものとなる。
予備技術テストを行う専門家チームには、国内の専門家44人が参加する。代表はダムを専門に研究する、中国科学院および中国工程院の潘家錚院士。
「人民網日本語版」2006年8月28日