先般、新疆ウイグル自治区で開催された新農村建設・農業産業化サミットで、中国の農産物輸出に4つの変化が現われていることが明らかにされた。
1、商品構造に変化が現われていること。
比較優位のある労働密集型製品が次第に主導的地位を占めるようになっている。2005年の中国の園芸、家畜・家禽、水産品などいくつかの種類の優位性のある製品の輸出額は183.5億ドルに達し、農産物輸出総額の67.5%を占めるに至っている。
2、経営主体に変化が現われていること。
外資系企業、民営企業が輸出の主力となり、貿易・工業・農業を一体化した企業は輸出をリードしつつある。
3、輸出モデルに変化が現われていること。
「会社+基地+農家」の経営パターンが普及しつつあり、輸出企業の品質・安全重視意識が明らかに向上している。現在、全国で有機農産物認証を受けた企業は約1000社にのぼり、出入国検査・検疫機構に認証されたHACCP食品輸出企業は約4000社に達し、第3者認証を得た企業は約2800社となっている。
4、市場構造に一定の改善が見られること。
市場の多様化の構図が形成されつつあり、新興国への輸出額の伸び幅は在来の貿易相手への輸出額の伸び幅をはるかに超えるようになっている。2005年末現在、中国の農産物輸出相手国・地域はすでに215に達している。
「チャイナネット」2006年9月5日