旧日本軍による南京大虐殺の生存者400人あまりに対し、今後はより手厚い医療保障が提供されることになった。もとの所属機関の清算をもとに、旧日本軍南京大虐殺生存者援助協会が薬剤費の50%を補助し、また特殊なケースの場合はそれに見合って更に追加保障がある。同協会が明らかにした。
同協会の朱成山副会長は「現在、生存者は400人あまりいるが、年齢も高くなり、大部分は健康状態が思わしくなく、医療費は大きな負担になっている。これを受けた関係者の呼びかけで、2年前に南京市で南京大虐殺生存者援助協会ができた。この2年間、協会の活動は社会各界からの支援を得て、現在300万元余りの資金が集まった。これらの資金は生存者の支援に活用され、その大部分は医療補助になるだろう」と語った。
「人民網日本語版」2006年9月6日