国務院長江三峡ダム3期工事テスト委員会はこのほど、第1回全体会議を開催し、3期移民プロジェクトについての審査と、最高貯水水位を156メートルに引き上げるための事前審査報告について検討した。審査担当チームが提出した審査報告の結果が基本的に承認され、増水期の後、年内にも貯水を開始するための条件が整うだろうとの結論が下された。
三峡ダムの3期工事が全面的にスタートして以来、ダムの設計最高貯水水位は185メートルに引き上げられ、洪水対策、発電、水上運輸など、さまざまな役割を総合的に発揮するようになった。これまでに転居した移民は累計116万人。移民の後期バックアップ政策もスタートし、ダム地域の経済・社会は順調に発展している。このほか、生態環境保護とダムの総合的管理が強化され、主流の水質も全体的に改善されるなど、主要工事は安全かつ正常に進められている。
「人民網日本語版」2006年9月12日