10月12日、アメリカのブッシュ大統領はホワイトハウスで、中国の胡錦涛国家主席の特別代表である唐家セン国務委員と会見した。
唐家セン国務委員は、ブッシュ大統領に胡錦涛主席のメッセージを伝え、朝鮮半島の非核化の実現、朝鮮半島と北東アジアの平和、安定と安全の維持は、中米両国の共通利益に合致するものであると同時に、北東アジア地域諸国の共通利益にも合致するものであると強調した。
唐家セン国務委員はまた、次のように述べた。中米双方は、協力を強化し、適切な対応を行い、情勢のさらなる悪化や制御不能になることを回避すべきである。朝鮮半島の非核化問題は岐路に直面しており、各方面が冷静に対応し、協議・対話を通じて平和的に問題を解決すべきであり、関係各側が朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の早期再開のために努めるよう期待している。
ブッシュ大統領は会見の際、胡錦涛国家主席が唐家セン特別代表のアメリカ派遣に感謝の意を表し、米中両国が北東アジアの平和と安定の維持の面でさらに協力を深めるべきであるとした上で、アメリカ側は外交ルートを通じて、朝鮮核問題の平和的解決の道を探ることを堅持していると語った。
唐家セン国務委員は同日、アメリカのライス国務長官、ハドリー大統領補佐官(国家安全保障担当)とも会見し、朝鮮の核実験、北東アジアの情勢および6カ国協議などの問題について突っ込んで意見交換を行った。
「チャイナネット」2006年10月13日