中国国家発展改革委員会の陳徳銘副主任は21日、博鰲(ボアオ)アジアフォーラム2007年年次総会において、中国が2010年までに石油戦略備蓄基地を設立することを明らかにした。備蓄量は輸入量の30日分。陳副主任はまた、石油戦略備蓄計画においては、中国の経済発展状況を考慮するとともに、世界のエネルギー市場の影響も考慮し、国際的な石油価格の大変動を防止することを強調した。
中国は米国に次ぐ世界第2の石油消費国であり、米国と日本に次ぐ世界第3の石油純輸入国だ。米国や日本などはすでに、90日分の石油備蓄基地を設立している。
陳副主任によると、中国政府は現在、石油備蓄をめぐる法規文書の計画・制定を行っており、これらの文書には(1)中国政府が数年以内に一定量の石油備蓄を行う(2)中国の石油企業に対し、合理的な備蓄を要求する――などの内容が含まれる。
「人民網日本語版」2007年4月22日