中国は「十一・五(第11次五カ年計画、2006~2010年)」期に、産業構造・エネルギー構造の調整、法律、経済、技術および行政的手段など総合的措置を通じて、6つの面の取り組みを強化し、循環型経済の発展を推進することが明らかになった。これは、中国国家発展改革委員会(発改委)の馬力強副秘書長が4月4日、発改委資源節約および環境保護司と国連大学が共同主催した循環型経済の発展と廃棄物排出ゼロの促進に関するフォーラムで明らかにしたもの。
馬力強副秘書長はその際、循環型経済を発展させることは、中国のエネルギー利用量の削減、汚染物質排出量の低減に関する指標、持続可能な発展という長期的な目標を実現するうえで、必然的な選択肢であると強調した。
企業はクリーン生産の推進に力を入れ、工業集中地域・経済開発区では地域あるいは企業群資源の最適化利用を実現させ、一定地域内の主要都市において、工業と農業、生産と消費、市街区と近郊部、業界間のエネルギー流通・物流を1つのシステムに組み入れるべきである。例えば、消費分野における廃棄家電、破棄処分車、紙くず、廃棄プラスチックの回収と循環利用がそれである。
「十一・五」期に、国は循環型経済の発展を推進するため、6つの面の取り組みを強化することになっている。