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中国人民銀行レポート 5つの面で外貨運用の充実化を図る

中国人民銀行(中央銀行)は、10日に発表した『2007年第1四半期中国貨幣政策実施レポート』の中で、中国の外貨準備高が増え続けている状況のもとで、中国人民銀行は5つの面で、外貨運用の充実化に力をいれ、国全体においてリスクのレベルに見合った収益が確保できる外貨運用商品の組み合わせの形成を目指すとしている。

近年、中国の外貨準備残高は急速な伸びを示している。今年3月末には、外貨準備残高は1兆2020億ドルに達し、前年同期比37.36%増となった。ちなみに、中国の外貨準備高は2006年2月末に初めて日本を抜いて世界トップの座に踊り出た。

中国は外貨準備高が増え続けている状況を高度な重視を示している。中国政府はこれまでに、専門の外貨運用機関を設立するなど外貨運用ルートの充実化に積極的に取り組む方針を明確にしている。

このレポートの中で、中国人民銀行は中国の実情や国際経験に基づき、次の5つの面で力を入れ、外貨運用ルートを広げる考えを示した。

1、政府管轄下の市場化運営の外貨運用機関を設立し、法律に基づいた外貨運用、有償運用、管理下に置かれた運用、価値の増殖を目指すこと。

2、対外投資ルートを広げ、中国の企業や住民の外国の株式・ファンド商品の購入を奨励し、外貨の収益性の向上を図ること。

3、比較優位を発揮し、対外直接投資、海外における企業設立を通じて産業チェーンの移転を促し、国内の産業構造の最適化およびグレードアップを図ること。

4、民間企業が国際市場の安定的な資源供給を利用して先導性産業へ投資することをサポートすること。

5、中国の商業銀行の株式制改革はすでに段階的な成果を収めており、世界的視点から中国商業銀行の発展方向を定め、国の企業の海外進出をサポートする戦略を貫くこと。

中国人民銀行は、各経済主体のニーズに応じた外貨資源の配置は、社会資源の利用効率の向上、資源配置構造の最適化ひいては外貨市場における需給のアンバランスの状況の緩和にプラスとなる、と強調している。

中国の外貨運用方式の転換はドル資産に影響を及ぼすかどうかについて、中国人民銀行は、現在、米国の通貨および資本市場が世界で最も成熟した市場の1つであり、ドルは依然として世界各国の主要外貨資産となっており、今後かなり長い期間において、ドル資産は中国を含む多くの国の政府と民間の外貨資産の主な構成部分となるとした上で、中国は外貨の持続的流入の背景の下での外貨運用方式転換であり、新規増加する外貨の運用が重点となり、既存の外貨資産には影響を及ぼすことはなく、大量のドル資産の売却もないという姿勢を示した。

「チャイナネット」2007年5月11日 

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