4つの面で速い発展を実現 広義生産額は約5000億元に
中国科学院副院長、アカデミー会員の陳竺氏は、なが年の発展を経て、中国のバイオ産業は大きな進歩を遂げており、広義バイオ産業生産額はすでに5000億元近くに達し、一部のバイオテクノロジー研究のレベルはすでに世界トップクラスに達しているか、あるいはそれに接近しつつある、と語っている。
国家発展改革委員会が最近発表した『中国バイオ産業発展報告2006』が明らかにしたところによると、昨年の中国バイオ産業の規模は急速に拡大し、次の4つの特徴が見られる。
1、産業規模が急速に拡大していること。
2006年の医薬工業生産総額は5536億元で、前年比17.9%増となった。バイオエネルギーは投資および国際協力の重点となっている。
2、産業化および技術レベルは急速に向上していること。
世界で初に、中国が独自知的財産権をもった「安柯瑞」という新薬の生産が認可された。世界初の生物酵素法によるディーゼル・オイル工業化設備(設計生産能力2万トン/年)が中国でつくられ、試運転に入った。
3、国際協力のテンポが加速していること。
2006年の中国のバイオ製品輸出額は67.78億元で、前年比30.61%増となった。貴州省のオオアブラギリを原料とするバイオ・ディーゼルオイル生産など多数の中独協力プロジェクトが調印され、いくつかの中・古生物技術産業化協力プロジェクトも実施され始めている。
4、バイオ産業の集約化発展が加速していること。
北京、上海、石家荘、長春、広州、深セン、長沙などの省・直轄市において、バイオ産業集中地域が形成されている。
「チャイナネット」2007年6月28日