黒竜江省は近年、「エコ食品の生産を中心とした特色のある」発展戦略を実施し、エコ農産物の栽培面積はすでに4680万ムー(1ムーは15分の1ヘクタール)、エコ食品生産総量は3380万トンに達し、エコ農産物基地の面積、エコ食品生産総量などの主要指標は全国の省・自治区の中でトップとなり、エコ食品生産もすでに黒竜江省で6番目に大きな産業となっている。
エコ食品の品質・安全レベルの絶えざる向上を図るため、黒竜江省は全過程における品質管理を行っており、製品年度検査・測定などの制度を実施し、定期的に検査・測定の結果を公表している。ここ2年間の農産物への抜き取り検査で、合格率は99%となっている。
2006年末現在、エコ農産物は14種類、1300余りの品種に発展している。エコ食品マーク取得食品の総数は1054となっている。
エコ食品産業の発展は農産物の競争力を高めると同時に、黒竜江省の農民収入の増加にもつながっている。昨年、黒竜江省のエコ食品産業増加額は2305億元、エコ食品加工業生産額は1985億元となった。エコ食品関連生産額の農村部経済総量に占める比率は5.4%から現在の17.5%以上となっている。農民の1人当たりエコ食品関連純収入は1248元に達し、農民純収入の34.7%を占めるに至っている。
「チャイナネット」2007年8月17日