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今年3月いらい、中国の輸出製品の品質と食品安全問題関連の報道がいくつかの国やメディアで過熱化している。最初のペットフードから、薬品、練り歯磨き、玩具、水産物、自動車のタイヤなどさまざまな製品に及んでおり、一部の国・地域は中国の輸出製品に対して制限措置を発動し、中国の輸出企業に大きなダメージを与えている。

当面の製品の品質と食品の安全などの面で存在している問題をめぐって、中国政府は、全国的範囲で４カ月間に及ぶ製品品質・食品安全整頓特別キャンペーンを実施することを決定した。

中国共産党中央政治局委員・国務院副総理・国務院製品品質食品安全指導グループのトップである呉儀女史は23日、製品の品質と食品の安全に関するテレビ電話会議で、これは健康や生命の安全など人々の切実な利益を確保し、中国製品の信頼性と国のイメージを向上させる上で、「特殊な戦役」となると今回の製品品質・食品安全整頓キャンペーンの意義を強調した。

農産物、加工食品、流通分野の食品、飲食消費、薬品、ブタ肉、輸出入製品および人々の健康・生命の安全とかかわりのある製品などが今回の特別整頓キャンペーンの対象となっている。

各種農産物・農業副産物生産基地、食品生産・加工企業と小さな作業場、飲食企業および薬品生産・経営企業などが整頓の重点部門となる。農村部、都市と農村結合部、食品生産が集中する地域が整頓の重点地域となる。

今回の特別キャンペーンの実施において、輸出製品の品質と食品の安全が特に重視されている。輸出食品生産企業に対して全面的な調査を行い、検査・検疫逃避行為を厳しく取り締まり、輸出果物、飼料(原料を含む)、種子・苗木および水産物の登録制度を徹底させる。年末までに、輸出食品の輸送包装物における検査・検疫ラベルの100%の貼り付けが義務付けられることになっている。

さらに、今回のテレビ電話会議で、呉儀副総理は整頓を通じて、製品の設計、原料の仕入れ、生産・加工、出荷、販売からアフターサービスまでの工業製品への全プロセスの監督・管理システムを整え、栽培・養殖、生産・加工、流通・販売から飲食消費までの食品への全プロセスの監督・管理システムを完備させ、製品の品質と食品の安全のトレーサビリティー・システムを構築し、全国製品品質監督・管理ネットワークをつくりあげることを求めた。

「チャイナネット」2007年8月24日