特集:中国製品の品質と安全性
国の一連の政策の影響で、先週のブタ肉卸売価格が2.8%下落し、これでブタ肉価格は4週間連続の下落となった。肉類価格の下落で、全国の食用農産物価格は先週に比べて0.3%低下し、2カ月の継続上昇傾向が一応収まった。
商務部が5日に発表した市場モニタリング情報によると、先週の全国肉類価格は平均で2.1%下落した。モニタリングの対象となった31都市の中で、19都市の新鮮ブタ肉の卸売価格が下落し、一部都市の下落幅は10%を上回った。商務部は、ブタ肉価格の上昇で飼育業者のブタ飼育の意欲が盛り返したが、ブタの成長サイクルが比較的に長いため、短期間でブタの供給と需要のギャップが埋まることは難しいとしている。今後、気温の低下に伴い、ブタ肉の需要が徐々に増加し、ブタ肉価格も再び上昇傾向を見せる可能性があると警戒感を示している。これと同時に、先週の新鮮牛肉・ヒツジ肉卸売価格はそれぞれ0.3%、1.8%上昇し、商務部提供のデータでは、牛肉の価格はすでに10週間連続の上昇、ヒツジ肉も7週間連続の上昇となっている。
そのほか、おろしニワトリ小売価格は前の週に比べて0.3%上昇し、タマゴ価格は0.3%の小幅下落となっている。最近は、天候に恵まれ、野菜が豊富に供給されているため、野菜価格は0.5%下落した。水産物価格は0.6%下落し、淡水魚価格は全面低下となり、一部海水魚価格は小幅に下落した。また、先週の果物価格は4.6%上昇した。
食糧価格は前の週と比べて0.2%上昇した。全国の米価格が全般的に安定上昇傾向を保っている。気温の低下に伴い、米の需要も上昇に転じ、今後米価格の上昇圧力の増大が予想されている。
先週の全国生産財市場価格の平均レベルは前の週に比べて0.47%上昇した。これで、生産財はすでに9週間連続の上昇となっていいる。
主要農産物の価格動向
▽先週、全国肉類価格は平均で2.1%下落した。
今後ブタ肉需要の増加に伴い、ブタ肉価格は再び上昇に転じる可能性もある。
▽食糧価格は前の週に比べて0.2%上昇した。
今後需要の増加に伴い、米価格も上昇圧力に直面すると見られる。
▽先週、おろしニワトリの小売価格は前の週に比べて0.3%上昇し、タマゴ価格は0.3%の小幅下落となった。
▽水産物価格は0.6%下落し、淡水魚価格は全面低下となり、一部海水魚価格は小幅低下の傾向を見せた。
▽最近、天候に恵まれたため、野菜が豊富に供給され、先週の野菜価格は0.5%の下落となった。
「チャイナネット」2007年9月6日