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国家統計局 今年の中国のGDPがドイツを上回るのは不可能 |
発信時間: 2007-11-22 | チャイナネット |
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11月21日、中国社会科学院主催の「金融フォーラム」に出席した中国国家統計局総エンジニアの鄭京平氏は「2007年の中国のGDP総量がドイツのそれを上回ることは不可能である」ことを明らかにした。 国家統計局が7月に発表したデータによると、その時点での為替レートを基準とすれば、2006年の中国のGDP総量は210871億元(約2.70万億米ドル)となり、ドイツの2006年のGDP総量(2.86万億米ドル)とのギャップはすでに小さいものであった。専門家の分析によると、2007年における中国のGDPの伸び幅は約11.5%、ドイツのそれは3%未満であると見られている。しかし、「両国の経済成長率以外に、両国の価格変化、為替レートの変動及び2006年のGDP総量の差を考慮に入れなければならない」と鄭京平氏は指摘した。 2007年年初から現在まで、人民元は対米ドルで5%切り上げとなったが、同期、ユーロは対米ドルで11%切り上げとなった。2007年年初、1ユーロの相場仲値は10.2782人民元であったが、11月20日、それは10.9916人民元となった。つまり、人民元は対ユーロで7%も切り下げということになる。また、ユーロ対米ドルの相場仲値は2000年の1ユーロ=0.9米ドルから、最近1.48ドルを突破した。それを考慮に入れた上で、鄭京平氏は「ユーロの切り上げは速すぎる。いくつかの要素を総合して、2007年の中国のGDP総量はドイツのそれを上回ることは不可能である」と語った。 「チャイナネット」 2007年11月22日 |