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中国、フランスとエアバス160機を含む200億ユーロの売買契約に調印
発信時間: 2007-11-27 | チャイナネット

26日、フランスのサルコジ大統領の中国訪問を機に、中仏企業間で数多くのプロジェクト関連の契約が調印された。エアバス160機の購入契約を含めて、中仏両国が26日共同で調印した契約の総額は約200億ユーロにのぼっている。

エアバス160機購入では、中国航空器材輸出入グループ会社が150機、中国南方航空がA330-200旅客機10機となっている。この契約の総額は約174億ドル。

26日に調印された契約のうち、中国の原子力発電大手の広東原子力発電グループと、フランス原子力大手のアレバとの間の第3世代原子炉建設に関する契約も含まれている。アレバは中国の80億ユーロの新型原発の建設を請け負うことになった。

中国南方航空筋によると、同社は今回の契約で購入予定のA330機10機のほか、中国航空器材輸出入グループ会社が購入する150機のうちの1/4~1/3を引き受ける計画である。

国家発展改革委員会はまた、エアバス社とエアバスA350XWBプロジェクトへの中国企業の参加を定めた合意書に調印した。中国側がエアバスA350XWBの機体製造の5%を引き受けることが確認された。

エアバスA350XWBプロジェクトの投資額は100億ドルにのぼる。エアバスは同機によって、急速に伸びている中国の中型旅客機市場で、米国のボーイング787との優位争奪戦を繰り広げる狙い。

同日、中国航空工業第二グループ会社とエアバス社は複合材料合弁生産センターの設置に関する枠組み合意にも調印した。この合意では、中国航空工業第二グループ所属の哈飛航空工業株式会社とエアバスは、ハルビンでA350XWB航空機用複合材料部品の生産拠点を共同で設置する。

合弁生産センターは2009年第1四半期に完成し、生産規模は中国側が引き受けたエアバスA350の5%の機体製造に相応しいものとなる。双方の協力は、今後のビジネス計画によりさらに拡大する可能性もあるとされている。

 「チャイナネット」2007年11月27日

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