商務部によると、今年3月1日に施行された「自動車輸出秩序の規範化に関する通知」は、自動車輸出秩序の規範化と自動車輸出産業の発展促進に対し、すでに明らかな効果を上げはじめている。
3月に規制を開始してから、800社以上の自動車輸出企業が市場から姿を消した。10月末の時点で、自動車輸出企業(改装車除く)は昨年の3分の1以下となる348社にまで減少している。一方、今年1月から10月までの自動車輸出台数は前年比77.6%増の46万9千台、輸出総額は120.8%増の54億7千万ドルと大幅に成長している。輸出企業の規模拡大によってスケールメリットが上がった結果と考えられる。
中国の自動車輸出業は、世界貿易機関(WTO)加盟以来、急速に成長してきたが、輸出企業が多すぎて商品の質が安定しない問題があった。このため商務部など5つの部門は共同で「自動車輸出秩序の規範化に関する通知」を発表、市場参入許可制度を土台に生産部分から着手する戦略を取り、生産企業が輸出企業に対して経営管理の権利を与える制度を実施した。この結果、輸出量が少なすぎる企業や一回のみの取引を狙って責任を取らない企業が輸出業界から次々と姿を消し、自動車輸出企業間競争の好循環が実現された。
「人民網日本語版」2007年11月28日 |