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発展改革委、石油精製で官民協力を奨励
発信時間: 2007-11-29 | チャイナネット

国家発展改革委員会(発改委)は27日、中国石油天然気集団と中国石油化工集団が、条件に合う東北三省(遼寧、吉林、黒竜江)、山東、陝西、四川などの地方にある精製工場に原油を供給するとともに、合格した成品油を買い取るよう手配した。上海証券報が伝えた。

東北地方の石油精製工場によると、中国石油天然気集団による石油供給が確約されたことで、長期にわたり放置されていた製油装置が近く再着工されるという。

10月に入り、一部地区ではディーゼル油の供給が不足した。国家発展改革委の関係者は、「国際市場での石油価格が上昇を続け、国内の成品油価格と逆転した。これは一部の地方精製工場の操業不足に加え、冬季のディーゼル油需要の増加が引き起こした」と語った。

発改委関係者によれば、全国の各地方には現在76カ所の精製工場があり、その90%以上は東北三省、山東、陝西、四川に集中している。76カ所を合わせた国内市場シェアは8%程度。

業界関係者は、両グループが原料供給を保証したことで、全国の地方精製工場の総生産量は20%以上向上するとみられる。

国有企業と地方精製工場の協力以外に、発改委は両グループに対し、現有設備の生産能力を高め、検査修理計画の調整を行い、加工負荷を引き上げることなどによって、成品油の生産に力を入れるように要求した。生産、輸送、販売の3部門が在庫から市場への放出量を増やすために努力することや、商品構成を見直し、化工用油の減産を進め、ディーゼル油を増産することも求めた。

発改委の関係者は、上記の措置の徹底した実施により、成品油市場の供給は近く正常を取り戻すと指摘した。

「人民網日本語版」2007年11月29日

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