第1回中国サービス貿易大会と中国サービス貿易協会成立大会が27日、上海市で開催され、国務院の呉儀副総理が祝辞を寄せた。呉副総理は「中国のサービス貿易は新しい発展チャンスに直面しており、広大な発展空間を有している。新たな措置を取り、サービス貿易の急速かつ健全な発展を推進するよう研究しなければならない」と述べた。

呉副総理によると、科学技術革命と経済グローバル化に後押しされる形で、世界のサービス貿易は急速な発展期に突入し、世界の経済成長を促す新たな原動力となった。サービス貿易発展に力を入れることは、対外貿易の成長モデル転換や雇用の創出、消費の拡大などにプラスになり、国民経済の順調かつ急速な発展を促進する上で重要な意義がある。

また呉副総理は次のように述べた。中国政府はサービス貿易の発展を非常に重視している。世界貿易機関（WTO）への加盟以後、サービス業の対外開放が拡大を続けるのに伴い、中国のサービス貿易は急速に発展した。しかし先進国に比べて、全体的な発展レベルはまだ高いとは言えず、発展に向けて力を注ぎ、先進国に追いつかなくてはならない。

中国サービス貿易協会は商務部の提唱の下、中国国際経済技術交流センターなどの企業が発起人となって設立された組織。同協会のサイト「中国サービス貿易指南網」も同日開通した。

「人民網日本語版」2007年11月28日