カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)は28日、中国のメディアに初めて姿を現し、まもなく中国市場に参入する多機能携帯端末「ブラックベリー8700」のプロモーションを行った。「北京晨報」が伝えた。
「ブラックベリー」は同社が開発した通信システムで、最大の魅力はいつでもどこでも携帯端末を使ってメールを送受信できるところ。欧州と北米では大きな成功を収め、ビジネスマン必携の品となっている。RIMの中国区総経理を務める劉征宇氏によると、ブラックベリー携帯端末は年末に発売開始の予定。中国市場参入にあたっては中国移動通信(チャイナモバイル)と提携を取っていく。
RIMの中国区では現在、国際ローミングサービスのユーザーとブラックベリーをすでに使用中の海外機関の中国駐在職員へのサービスを行っている。北京にはブラックベリー携帯を長年使用している外国企業の従業員が多数いるが、ほとんどの企業がブラックベリーの使用をメールの送受信のみに限り、通話を禁止しているという。ブラックベリーで電話をかけた場合、国際ローミングサービスを使用することとなり、国際電話並みの通話料がかかるためだ。
「人民網日本語版」2007年11月29日 |