4日に開催された「全国電子情報産業経済運行工作会議」で、2007年第1~3四半期の中国ブランド携帯電話の国内販売台数のシェアは33.8%で、2006年末に比べて2ポイント減少していることが明らかになった。「新華網」が伝えた。
第3四半期までの台湾資本を除いた国内ブランドの携帯電話生産企業は合計38社、GSM携帯では合計7871万台を販売して前年同期比で10%増加したが、GSM携帯でのシェアは22.6%で、ノキアのGSM携帯シェアの62.3%相当にすぎない。
情報産業部経済体制改革・経済運行司の担当者は「価格の優位性はもはや重要な原因ではない」と述べている。2007年第1~3四半期に携帯電話の平均価格は前年同期比に比べて4~7ポイント低下し、シェア争いは価格競争が主な手段になっている。大部分の国内ブランド企業はコア技術を持たないため、生産コストの引き下げが難しく、競争力を確立するのが難しい。
また、国内ブランドの携帯は世代交代のスピードが遅く、市場での機種が少ないと同時に差別化や緻密化、サービスの革新に欠け、ブランドイメージが弱く、製品品質の認知度も低く、消費者の人気を集めるのは難しくなっている。
さらに、国内ブランドの携帯メーカーは一般に規模が小さく、ここ数年中国の携帯電話生産が許可制から認可制に変わったのにともないメーカー数は急激に増加したものの、大部分の企業は短期的な製品のみを生産。企業規模の成長はゆったりとしている。
「人民網日本語版」2007年12月5日 |