中央経済工作会議が3日から5日まで北京で開かれ、胡錦濤・中国共産党中央総書記(国家主席、中央軍事委員会主席)が重要演説を行い、現在の中国の経済情勢と国際経済環境を全面的に分析し、来年度の経済活動における指導思想と全体的な要求を明確に打ち出した。温家宝・中国共産党中央政治局委員(国務院総理)は、来年度の経済活動における重大問題をさらに詳しく説明するとともに、その主要目標と課題について具体的な計画を提示した。来年度経済活動の主要課題は以下の通り。
(1)マクロ調整政策を改善・遂行し、経済の穏やかで比較的速い成長という良好な基調を維持する。やや急速な経済成長の過熱への転換の防止、構造的な価格上昇の明白なインフラへの転換の防止をマクロ調整の中心課題とし、総量抑制・物価安定・構造調整・バランス促進の基調に従い、マクロ調整を成功させる。来年は穏健な財政政策と通貨引き締め政策を実施する。引き続き財政支出の規模を合理的にコントロールし、構造調整と協調発展の促進に力を入れ、支出構造を改善し、社会保障・医療衛生・教育・住宅保障面の支出を大幅に増加する。マクロ調整における通貨政策の重要な役割をさらに発揮し、貸付残高と貸付ペースを厳しく抑制し、社会の総需要の調節と国際収支バランスの改善をより良く行い、金融の安定と安全を守る。効果的な措置を講じて物価水準の過度の上昇を抑え、穀物・食用油・肉類など基本的な生活必需品やその他の品薄商品の生産を強化し、市場監督を強化し、基本的な生活必需品の価格上昇の影響を受ける低所得層への支援策を迅速に改善・実行する。
|