1992年国家級リゾート地に選定された北海市の銀灘
2007年汎北部湾経済協力フォーラム
中国民主促進会(民進)中央経済貿易委員会副主任・中国科学院地理研究所応用研究センター主任の王旭氏は3日、民進全国代表大会で記者の取材に答えた際、珠江デルタ、長江デルタ、環渤海に続き、環北部湾経済圏が中国の今後の経済発展における「第4極」に確定したことを明らかにした。
北部湾は「第12次五カ年計画」期の経済発展の重点に
国家発展改革委員会(発改委)の要請で、北部湾経済区計画関連の調査・研究に参与した王旭氏は、北部湾経済区の発展は「第12次五カ年計画(2011~2015年)」期の中国の経済発展の重点になるという。
中国の経済発展の「第4極」の帰属については、ずっと論争の焦点であった。北部湾地域のほか、3つの地域が中国の「第4極」になることが考えられていた。まず、武漢を中心とする中部地域、もう1つは瀋陽を中心とする東北旧工業基地、さらに成都・重慶を中心とする西部地域。「しかし、中国科学院地理研究所の調査・研究の結果によると、北部湾が中国の経済発展のニーズに最も相応しいものである。そこは、中国西部で唯一海に出るルートであり、中国製品の東南アジア市場進出に非常に便利だからだ」、と王旭氏は語った。
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