ショッピングバッグ普及を 有料化は売り上げに影響なし
フランス系のスーパー「家楽福(カルフール)」の北京市の店舗では15日から、環境保護への貢献を目的としたキャンペーンが開始され、一定額以上の買い物をした市民には不織布(ふしょくふ)製のショッピングバッグがプレゼントされるという。同スーパーの陳波・全国広報担当は「レジ袋が有料化してから使ってもらえれば」と語った。カルフールではキャンペーン修了後もショッピングバッグの低価格での販売を長期的に行っていく予定だ。「買い物袋の販売は営利目的ではない」ためだ。
スウェーデン系の家具屋「宜家家具(イケア)」の中国区広報担当を務める許麗徳さんによると、イケアの北京四元橋店では2006年からレジ袋有料制を開始している。レジ袋の値段は5角(0.5元)と1元の2種類、再利用できる環境保護バッグは3.5元だ。許さんによると、有料制を始めて間もない頃は戸惑いを見せる消費者も多かったが、市民もまもなく支持してくれるようになり、自分で袋を持ってくるのが今では消費者の習慣となったという。「有料制をはじめてからイケアのレジ袋使用量は明らかに減りました」と許さんは胸を張る。イケアの経験からみれば、レジ袋の有料化が売り上げに影響を及ぼすことはないようだ。
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