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中国の輸入自動車市場の特徴 |
発信時間: 2008-01-14 | チャイナネット |
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上海のある輸入自動車販売店 中国自動車貿易センターの丁宏祥総経理によると、2007年の中国の輸入自動車市場は引き続き急速に伸び、その伸び率は30%以上で、国産車の伸び率を上回っている。また輸入自動車の高級化、個性化傾向は一層、顕著なものになっている。 丁宏祥総経理は12日に開催された「中国輸入車ハイレベルフォーラム」で、2007年1月から11月期の輸入自動車台数は27万7093台で、昨年同時期に比べ37.6%の増加、2007年の年間輸入台数は約30万台、年間の伸び率は30%を超えるとされ、予想されている国産車の22%の伸び率を上回るだろうと紹介している。 輸入自動車市場は主に以下の特徴がある。 1、国の安定した輸入自動車政策により、自動車輸入平均台数は安定的な伸びを維持している。 2007年の1月から11月期の月平均輸入台数は2万5200台で、毎月の輸入台数は昨年の台数を上回っている。中でも6月と11月の単月輸入台数は3万台を超え、5年以来の単月輸入台数の最高記録を更新した。 2、輸入車の高級化、個性化の傾向がいっそう顕著になっている。輸入車の排気量別で見ると2.5L以上が69.4%で、大きな排気量の輸入車の伸び率が特に高く、1.5から2.5リットルの乗用車の多くは個性的な車種だった。 3、輸入SUV車の伸び率が最も高く、年間輸入台数は初めて乗用車を上回る見通しで、輸入車市場でも人気の車種になっている。 2007年1月から11月のSUV車輸入台数は12万6659台で、前年の同期に比べて65%の増加だった。輸入SUV車は排気量が大きく、中でも2.5L以上のものは81%を占める。 4、輸入車の原産国が主に日本、ドイツ、韓国、米国に集中し、輸入総台数に占める割合は83.8%に達している。輸入車の車種別では、乗用車がドイツの42%、SUV車とMPV車は日本で共に48%、トラックも日本で65%を占めている。 輸入車が引き続いて急速に増え続けているのは、主に国の輸入自動車関連政策が安定していることにあると丁宏祥総経理はいう。 「中国輸入車ハイレベルフォーラム」は、中国機械工業グループ会社が主催、中国輸入自動車貿易センターが運営し、中国自動車流通協会の協力によって開催された。 「チャイナネット」2008年1月14日 |
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