数年間の急成長を続けた中国の自動車市場は今年、どのような動きを見せるのか。専門家は、中国の自動車市場は今年も高めの成長を維持するが、マクロ経済政策による引き締めなどの影響を受け、成長速度は昨年より鈍り、市場競争も日増しに白熱化すると予想する。「中国新聞網」が伝えた。
中国の自動車産業は1953年から1992年まで約40年をかけて最初の100万台を達成、200万台の達成までは1992年から2000年までの8年間を要したが、2002年以降は破竹の勢いで伸び、ほぼ1年ごとに100万台を上乗せしていった。2006年の生産販売台数は700万台を突破、2007年も世界最大の伸びを示し、生産販売台数は前年比2割増の870万台以上に達した。
2008年を展望すると、中国自動車産業の要害の高地はどこか。中国国家情報センターの担当者によると、今年の生産販売台数は1千万台を突破すると見込まれる。自動車市場は高めの成長を維持し、乗用車の成長率も20%程度を維持するが、商用車が昨年の成長率である18%を達成するのはやや難しい。原油価格や消費水準などの要素を総合的に考慮すると、今年の中国自動車市場の成長率は15%前後になるだろう。
「人民網日本語版」2008年1月10日 |