中国新聞社は16日、「2007年世界華商発展報告」を公表した。報告では、昨年は世界の中国系経営者が率いる企業グループ（以下、「華人系企業」という）が引き続き発展し、総資産は推計3兆7千億ドルに上るとされた。

約4万字の同報告は、詳しいデータと多くの実例を挙げ、アメリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アフリカの各大陸と香港、澳門（マカオ）、台湾の華人系企業について詳細に分析、解説している。

同報告の基礎となるデータは、アジアの華人系上場企業上位1000社の06年度年報。これによると中国大陸部を除いたアジアの華人系企業の総資産は約3兆2千億ドル、売上高は1兆ドルを超える。中国商務部のデータによると、この30年間で中国に投資した華人系企業の所在地域別比率では、アジアからが87％を占める。対中投資の比率と企業資産の比率が同じだと仮定すれば、世界の華人系企業の総資産は約3兆7千億ドルだと推計できる。

「人民網日本語版」2008年1月18日