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07年、サービス業の対GDP比が引き続き低下
発信時間: 2008-01-28 | チャイナネット

国家発展改革委員会の28日の記者会見で、同委産業政策司の夏農副司長は2007年のサービス業の発展状況の特徴について、「全体的にみて、中国サービス業は停滞気味の発展状況が根本的に転換しておらず、07年も対GDP比は引き続き低下した」と述べた。中国新聞網が伝えた。

夏副司長は次のように述べた。

07年の中国サービス業の発展状況の特徴は主に3つある。第一に、サービス業の付加価値額の伸びが加速化した。国家統計局のおおまかな統計によると、07年の生産額は9兆6千億元で、前年比11.4%増加した。

第二に、サービス業界内部の構造が改善された。同局のおおまかな統計によると、07年には交通・運輸・保管業の付加価値額がサービス業全体に占める割合は前年比0.2ポイント、卸売・小売業は同0.1ポイント、それぞれ低下した。ホテル・外食産業の占める割合は06年の水準を維持した。金融サービス業と不動産サービス業の割合はそれぞれ同0.1ポイントずつ上昇した。

第三に、サービス業への投資が急増した。同局のまとめた統計によると、07年第1~3四半期(1~9月)のサービス業への固定資産投資は4兆3千億元で、前年同期比24%増加し、固定資産投資全体に占める割合は46.8%に達した。ホテル・外食産業への投資は同42.9%、卸売・小売業は同31.5%増加し、サービス分野の投資額の1位と2位を占めた。

だが全体的にみると、中国サービス業の停滞気味の発展状況は根本的に変化していい。目立った問題として、全体的規模の小ささ、サービス水準の低さ、構造の不合理性、体制改革・メカニズム改革の遅れなどが挙げられ、経済社会の持続的・調和的・健全な発展ニーズにはなお対応できていない。

「人民網日本語版」2008年1月28日

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