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1月のCPIが7.1%上昇 11年ぶりの新記録
発信時間: 2008-02-20 | チャイナネット

国家統計局が19日に発表したデータによると、中国の1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同期に比べ7.1%上昇した。これは11年ぶりの新記録となった。

国家統計局が19日に発表したデータによると、中国の1月の消費者物価指数(CPI)は、前年同期に比べ7.1%上昇した。都市部の物価上昇幅は同6.8%で、農村部は同7.7%だった。食品価格は同18.2%、非食品価格は同1.5%、消費財価格は同8.5%、サービスの価格は同2.6%の上昇だった。2007年12月に比べると、消費者物価水準は1.2%上昇した。

全般的には「5昇3降」の構図

8つの大別で見ると、1月の消費者物価は引き続き「5昇3降」の構図を維持している。

「5昇」 食品類価格が前年同期に比べ18.2%上昇し、タバコ・酒類価格は同2.1%、家庭用設備・用品及び修理サービスの価格は同2.1%、医療・保健類の価格は同3.2%、居住関連は同6.1%上昇した。

「3降」 衣服類の価格は同1.9%、交通・通信類価格は同1.1%、娯楽・教育・文化用品及び関連サービスの価格は同0.3%低下した。

CPIの上昇をもたらす三大要因

1月のCPI上昇幅は、1997年以来、月間の新記録を更新した。国家統計局の姚景源チーフエコノミストは、今年1月のCPIの上昇には主に次の3つの要因があると分析している。

1、 春節(旧正月)要因。

春節前は毎年、食品類価格がいずれも一定の幅で上昇しているが、今年の春節は2月だったため、価格上昇は1月に集中して反映した。

2、1月に発生した史上まれに見る雨、雪、凍結による災害は、消費者物価指の上昇をもたらした。

3、2007年1月のCPI上昇幅は、わずか2.2%だった。

「チャイナネット」2008年2月20日

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