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人民銀、香港での人民元流出センター設置を検討
発信時間: 2008-02-28 | チャイナネット

中国人民銀行(中央銀行)は今後、国全体の必要性を出発点とし、秩序をもって段階的に漸進するという原則に基づき、国内資本項目の開放と人民元の自由な両替改革の推進プロセスとのバランスを総合的に考慮して、香港における人民元流出センターの設立を積極的に検討し、人民元の国際化を推進していく方針だ。同行が昨年出した政治協商会議の提案に対する回答書簡「中国金融システムの開放改革・策略に関する提案」で明らかになったとして、「上海証券報」が伝えた。

同提案は、中国金融改革は資本の自由化の段階的実現、資本市場構造の改善、市場化された相場メカニズムの構築、金融機関の競争力向上といった方向に向かうべきだと指摘する。また今後の金融改革戦略では、香港を国際金融市場への入り口、緩衝地帯、過渡エリアとし、金融市場における香港の競争的優位性を利用して、大陸部金融業の市場化と国際化を推進し、市場を方向性とした金融システムを構築すべきであると指摘する。

「人民網日本語版」2008年2月28日

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