国際金融センターの実現を目指す上海
中国科学院が作成した『2008中国持続可能な発展戦略に関するレポート』が、科学出版社から出版された。同レポートでは、全国の31の省・自治区・直轄市の持続可能な発展能力に関する最新のランキングが公表されている。
2005年の全国31の省・自治区・直轄市の持続可能な発展能力の全国上位10位は、上海市、北京市、天津市、浙江省、江蘇省、遼寧省、広東省、吉林省、福建省、黒竜江省で、その多くが東部地域で占めている。またワースト10は、河北省、四川省、山西省、新疆ウイグル自治区、雲南省、貴州省、青海省、寧夏回族自治区、甘粛省、西蔵(チベット)自治区で、主に中・西部地域に分布し、中国中・西部地域の持続可能な発展能力が、東部地域に比べて相対的に低いことを意味している。
しかし1995年以降、西部地域の持続可能な発展能力は明らかに向上している。1995年から2005年、内蒙古自治区の持続可能な発展能力の伸び率は全国トップの8.21%で、海南省は全国最低の4.86%だった。伸び率上位5位は、内蒙古自治区、陝西省、青海省、貴州省、重慶市の西部地域で、これは西部大開発の戦略が成果を挙げていることの表れでもある。
「チャイナネット」2008年3月3日 |