科学出版社が出版した、中国科学院作成の『2008中国持続可能な発展戦略に関するレポート』では、節約指数や資源環境総合効果指数を基に、全国31の省・自治区・直轄市の節約型社会建設レベルの総合的な評価を行っている。
それによると、2006年、節約型社会建設レベルの全国上位10位は、北京市、上海市、広東省、浙江省、天津市、江蘇省、福建省、山東省、海南省、河南省で、それぞれ全国平均水準を上回った。
その他の省・自治区・直轄市は、いずれも全国平均水準を下回り、ワースト10は、江西省、雲南省、広西省、甘粛省、山西省、内蒙古自治区、新疆ウイグル自治区、青海省、貴州省、寧夏回族自治区だった。これらの省・自治区・直轄市は、主に中西部地域に分布し、特に西部地域が多数を占めている。
前の年と比較して、北京市、天津市、内蒙古自治区、黒竜江省、上海市、江蘇省、浙江省、福建省、山東省、河南省、湖北省、広東省、広西チワン族自治区、海南省、重慶市、四川省、貴州省、甘粛省、寧夏回族自治区の節約型社会レベルは変わっていない。河北省、江西省、陝西省、新疆ウイグル自治区は前の年より1つ、山西省と湖南省は2つ順位が上がった。吉林省、安徽省、雲南省は1つ、遼寧省は2つ、青海省は3つ順位が下がり、中部地域の節約型社会レベルは、初めて東北旧工業基地を上回った。
レポートは、東部、中部、西部と東北旧工業基地の節約型社会レベルが、2000年以降、安定的に上昇しているとしている。
「チャイナネット」2008年3月3日 |