アジア太平洋地域で有名なコールセンター産業の研究・出版機構「コールセンターズ・ドット・ネット(callcentres.net)」は11日、「2008年度アジア・コンタクトセンター産業ベンチマーキング報告」を発表した。同報告によると、中国のコールセンター産業の成長は目覚ましく、年間成長率19%はアジア太平洋地域でトップ。中国のコールセンターのオペレーター数は09年までにさらに20%増加する見込みだ。「新華網」が伝えた。
アジア太平洋地域のコールセンター産業は発展段階にあり、すでに世界の15%のシェアを占めている。中国のコールセンターのオペレーター数はこれまでに28万5600席となり、07年度の年間成長率は19%に達した。またアジア太平洋地域の中国以外の国のカスタマーインタラクションのコールセンターを通じた処理率は、インドが92%、マレーシアが83%、フィリピンが82%、シンガポールが79%、タイが84%だった。
コールセンターとは、コンタクトセンターやカスタマーサービスセンターとも呼ばれ、CTI(Computer Telephony Integration)と呼ばれるコールセンターシステムを土台に、通信ネットワークやコンピューターネットワークの多機能の集まりを十分に利用し、企業と一体となった総合情報サービスシステムを提供する。現在、行政や公安、交通管理、郵便、電信、銀行などの分野で幅広く応用されている。
「人民網日本語版」2008年3月12日 |