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中国金融市場の国際影響力が拡大 
発信時間: 2008-03-20 | チャイナネット

中国人民銀行(中央銀行)は19日、「2007年国際金融市場報告」を発表した。

この報告では2007年、先進諸国の経済成長は鈍化し、新興市場と発展途上国は引き続き急速な伸びを維持するだろうとしている。米国のサブプライムローン問題が原因の、金融市場の動揺によるマイナス影響を払拭するため、世界の主要な経済体の中央銀行は、それぞれ一定の通貨政策の緩和を実施した。また金融市場の動揺、世界的なアンバランス問題、原油価格の高騰などの要素は、今後の世界経済の成長に影響する主要な潜在的リスクだと指摘している。

中国の金融分野の改革開放は、2007年も引き続き強化され、中国金融市場と国際金融市場のつながりは一層強固なものになった。外資系銀行の法人化改革はスムーズに行われ、外資の中国金融市場進出のペースは一層加速している。そして中国資本の国際金融市場への参入意欲が一層高まる中、中国金融市場の世界金融市場への影響力も引き続き拡大している。

中国は今後より金融市場の整備に力を入れ、市場参入者の構造の最適化や、中国金融市場における海外資金規模の適切な拡大、リスクを制御できるという前提の下での、中国資本の国際市場参入の積極的推進、金融項目の積極的かつ着実な段階的開放を推進することが必要だとしている。

「チャイナネット」2008年3月20日

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