商務部情報化推進司の聶林海・副司長は、第3回中小企業電子ビジネス応用発展大会の席上、同部は今年6月にも「オンライン商業データ保護規定」を施行する計画であると述べた。本規定は、中国初のオンライン取引関連法規となる。「北京商報」が伝えた。
同副司長によると、同「規定」は既に作成されており、現在関連部門との意見調整段階にある。商務部情報化推進司担当者は、「中国では現在アウトソーシング産業が急速に発展しており、多くのアウトソーシングサービス企業は、アウトソーシング企業、およびインターネット上における顧客資料・データの安全管理を規定した法規の施行を望んでいる。『オンライン商業データ保護規定』の施行は業界の発展をサポートし、企業に保護手段と対策を提供するものとなる」と語っている。
また、構想開始以来1年近くが経過した「オンライン取引管理規定」も既に起草段階に入っており、こちらも年内の施行が見込まれる。商務部情報化推進司規則標準処の朱煉処長によると、同規定は昨年3月に施行された「オンライン取引に関する指導意見(暫定)」を強化したもので、指導的機能のみならず、オンライン取引行為に対し、より方向性のある管理を提供するものになるという。
「人民網日本語版」より2008年3月26日 |