衛生部ウェブサイトによると、同部は25日、「食品添加剤使用衛生標準」（GB2760-2007）を正式発布した。本標準は衛生部および国家標準化委員会が、1996年版「食品添加剤使用衛生標準」をベースに修訂を加えたもので、2008年6月1日より施行される。

食品添加剤とは食品生産加工過程において使用される重要物質であり、食品工業の発展、および食品安全の保障に重要な役割を担っている。「食品添加剤使用衛生標準」は1980年代初期に施行され、食品メーカーに対し食品生産における技術的規範を提供し、食品添加剤の安全かつ合理的な使用を保証する上で、重要な役割を果たしてきた。食品工業および食品添加剤の発展、さらには消費者の飲食に対する健康志向の不断なる高まりに伴い、衛生部はこれまで、1981年、1986年、1996年の3回にわたり、「食品添加剤使用衛生標準」を施行、同期間中、専門家を幾度にもわたり組織、標準の修訂を重ねてきた。今回発布される「食品添加剤使用衛生標準」（GB2760-2007）は全面的な見直しを受けており、6回目の修訂となる。

新たに修訂された標準の特徴は下記の通り。

1.食品添加剤の種類と使用範囲のさらなる明確化。

2.標準の科学性のさらなる向上。

3.食品添加剤の使用に適した食品分類系統を確立し、標準の応用性をより強化した。

「人民網日本語版」2008年3月26日