中国人民銀行(中央銀行)がこのほど発表した今年第1四半期(1~3月)の金融データによると、中央銀行が金融マクロ調整のリズム、ポイント、強弱を正確にとらえたため、同期には資金貸付の急激な伸びが抑えられた。全体的にみて資金貸付の伸びが目立って鈍化し、金融は安定的に運営された。また通貨引き締め政策の積み重ねを受けて、中央銀行はこのたび初めて「通貨引き締め政策の効果が現れつつある」との表現を用いた。
データによると、同期の各種金融機関の人民元建て各種貸付金の残高は27兆5千億元に上り、前年同期比14.78%増加し、増加率は前年末を1.32ポイント下回った。ある統計によると、資金貸付の増加率が15%を割り込んだのは2006年11月以来で、15カ月間続いた急速な伸びがここへきてはっきりとくい止められたことになる。07年12月に行われた中央経済活動会議で通貨引き締め政策の実施が決定されたことを受けて、中央銀行は関連措置を迅速に打ち出してきた。ある業界関係者は、今年第1四半期の資金貸付の全体的状況は楽観的なもので、通貨引き締め政策の目標は基本的に達成されたとの見方を示す。
「人民網日本語版」2008年4月14日 |