国務院新聞弁公室が22日行った発表会によると、国家電力監督管理委員会(電監会)はこのほど2007年電力監督管理報告を公表、同報告によると、昨年1年間、中国全土の電力施設建設は引き続き急速な発展ペースを維持、通年の発電ユニット新規増加容量は1億9万キロワット、うち火力発電8158万3500キロワット、水力発電1306万5千キロワット、原子力発電212万キロワット、風力発電296万1千キロワットとなった。昨年末現在、全国の発電ユニット総容量は7億1329万キロワットとなり、前年比14.36%増加した。
電監会の王野平・副主席によると、昨年、発電ユニット建設は依然急成長を維持したものの、成長にやや陰りが見え始めており、年間成長率は29.16%低下、建設ペースは既にターニングポイントにさしかかっているという。もっとも、中国国内には依然電力構造の非合理性が深刻な問題として存在、発電ユニット新規増加分のうち火力発電の占める比率が実に88.2%に達しているほか、ユニット1基当たりの容量は全国平均で7万キロワット未満、さらに火力発電のうち30%近くが10万キロワット以下の小規模ユニットと判明している。
昨年通年の中国全土における電力消費量は3兆2458億キロワット時となり、前年比14.42%増加。なかでも工業用電力が電力消費において最大のウエイトを占めている。
「人民網日本語版」2008年4月23日 |