中国国際貿易促進委員会の張偉副会長は16日、昨年末現在、中国国内企業の対外直接投資（金融機関を除く）が累計920億5千万ドルに達したと発表した。国内企業の対外投資をさらに拡大すべく、同促進委員会は国内企業の海外市場進出促進計画を制定・実施している。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同副会長は「第2回中国企業国際投資研究討論会」での記者会見で、1998年、中央政府が企業の「海外市場進出」戦略を打ち出して以来、中国企業の海外市場進出の速度は不断に加速されているとした。国内企業、とりわけ一部の実力ある大手民営企業の対外投資への意欲は極めて高く、国際競争への積極的な参入、国内外各種資源の充分な活用により、国内・海外の両市場の開拓のさらなる推進を希望していると同副会長は述べている。

「人民網日本語版」2008年4月17日